Recurrent Education

最先端の建築分野DXを学ぶリカレント教育

Brush up Program for professional

Educational Features

最先端の建築分野DXを学ぶ

本プログラム(「建築デジタル人材育成プログラム」)は建築分野におけるデジタル化されたものづくりにおいて、建設ICTの基盤となるデジタル技術の習得を通じて、業界とくに中小企業における人材の技術力の強化を図っていきます。産業界や社会のニーズを満たしつつ、大学院レベルのリカレント教育を通じて新たなビジネスモデルの構築、既存業態のデジタルディスラプションを視野にいれています。

建築設計プロセスのデジタル化に係る十分かつ最新の設備(高性能GPU搭載モバイルワークステーション、建築環境エネルギーシミュレーションソフト、3Dモデリング、レーザースキャナー、3Dプリンター、ロボットアームなど)を整備した上で、大学の研究力と企業の実践力を掛け合わせた環境下でリカレント教育を行い、建設業界におけるDX推進が期待される、デジタルが可能にするヴァーチャル(仮想、シミュレーションを含む)とリアル(現実)の間を自由に往来できるスキルと実践力をもつ建築デジタル人材の育成を目指します。
※本プログラムは文部科学省「職業実践力育成プログラム(BP)」として認定されています。

履修資格
  • 建設の職業の経験を有する者、これに携わる者、あるいは これを目指す者
  • 本学の規程に定める者
開講時間
夜間、土日開講、集中講義、オンライン受講、交通利便性の高いエリアでの開講
修了要件
選択必修科目のうち計12単位以上
教育方式
履修証明プログラム
期間
1年間(4月開講)

Learning Lineage

5つの専門系統から選んで学べる

建築分野におけるデジタル化されたモノづくりを5つの系統に分け、講義と演習の双方向から技術への理解を深めます。
これら5つの系統のリカレント教育は、専任の5名の教員によって運営・管理されます。

デジタル測量系

研究分野の蓄積から学ぶレーザースキャニング・フォトグラメトリー

開講科目

  • デジタル測量学特論(前期科目・2単位)
  • デジタル測量実習(後期科目・2単位)

プログラム概要

2010年代に飛躍的に発展してきたデジタル測量技術(レーザースキャニングやフォトグラメトリーなど)は、私たちが扱う情報を2次元から3次元へと昇華させました。GPUの強化が進み、デジタル測量技術によって取得された大容量のデータを存分に活用できるようになってきています。デバイスさえあれば手軽にデータを取得できますが、一般的にはデバイスやソフトウェアに依存しなければならず、得られたデータそのものへの理解を深めにくい現状があります。例えば、点群データはデジタル測量によって得られる結果の一つですが、このデータにどのような価値があり、どのように扱うことで、どのような結果が得られるのでしょうか。

この系では、デジタル化されたモノづくりの初期段階・検証段階として想定される、測量データの取得を想定し、レーザースキャナーを主軸に据えた3D測量への学びを深めます。実習では実際にレーザースキャナーを用いて測量し、点群データの作成だけではなく、3Dモデリングへの応用、3Dプリンターへの応用の学びを予定しています。担当教員はこれまでに「九州大学旧箱崎キャンパス・デジタルツイン(デジタル・ツイン × ビッグデータ九州大学旧箱崎キャンパスのデジタル保存ついに完成! | 九州大学工学部建築学科/九州大学大学院人間環境学府都市共生デザイン専攻・空間システム専攻 (kyushu- u.ac.jp))」や「古代ローマ都市遺跡(ローマ[アウレリアヌス城壁]・オスティア・ポンペイ・ヘルクラネウム)」といった都市規模の建造物群の点群(建造物の外観と内観を含む)を研究に応用可能な水準で作成してきており、複数の型式・企業のレーザースキャナーを10年程度扱ってきています。レーザースキャニングの他、オプティカルスキャンニング、フォトグラメトリーの教育を、実務家と共に進めていきます。

担当教員

  • プロフィール画像
    小川 拓郎


    D-Be部門 准教授

3Dモデリング系

Rhinocerosをプラットフォームに、建築における測量・設計(意匠,環境)・施工のDX化を広く学ぶ

開講科目

  • 3Dモデリング演習(後期科目・4単位)

プログラム概要

建築分野では、2Dの複合的な情報から3Dを含む一元化された情報への変換が進められており、この動きが顕著であるアメリカ、ヨーロッパ、アジアの先端国と比べると、日本は立ち遅れている現状があります。これら先端国と日本における差異の一つとして、モデリングソフト上での造形が、スケッチやブレインストーミングの域を超え、次の工程に直結しにくいことが挙げられます。
この系では、デジタルによる情報のインプット(レーザースキャニングなど)・シミュレーション(建築環境エネルギーシミュレーション)・アウトプット(3Dプリンターやロボティクスなど)を前提としたデータの構築を学び、既存業態のデジタルディスラプションを視野に入れます。3Dモデリング系は、他の4系の共通のプラットフォームの役割をもち、各系での学びが連関することを体験します。この系を通じて、各系より専門的な学びにつなげていただくことが可能です。例えば、敷地や周辺情報の詳細を実測するだけでなく、洗練されたモノの形を仮想空間上に取り込み、リバースエンジニアリングによって解析することも可能です。仮想空間上で構築された形は、3Dプリンターやロボットアームを使用することで、図面を介さずに造形されます。各系の担当教員を中心として、外部講師にも参与してもらい、3Dモデリングの理解を深め、実務への活用の可能性を学びます。

担当教員

  • プロフィール画像
    藍谷 鋼一郎

    D-Be部門 教授

建築環境エネルギー系

これからを見据えた建築環境エネルギーシミュレーション

開講科目

  • 建築環境エネルギーシミュレーション特論(前期科目・2単位)
  • 建築環境エネルギーシミュレーション演習(後期科目・2単位)
  • 建築環境学特論 I(前期科目・2単位)
  • 建築環境学特論 II(後期科目・2単位)

プログラム概要

建築物省エネ法の改正により、2025年には全ての新築住宅・非住宅に省エネ基準適合が義務付けられるなど、建築の環境性能を取り巻く情勢は大きく変化しています。また、健康と室内環境の相関が明らかにされ、気候変動の進展等も想定される中で、今後は建築内外の環境要素を正しく理解した上で建築計画・設計をしていく必要があります。それを可能にするツールの1つとして建築環境エネルギーシミュレーションがあり、その仕組みを理解し実務レベルまで習得することは社会のニーズへの対応という点ではもちろん、ビジネスの差別化という点でも重要になることが想定されます。しかし、日常の業務に加えて建築環境シミュレーションに関する情報を1から収集し、実務で活用できるレベルにするには相当の時間と労力が必要となります。 そこでこの系では、大学ならではの強みを活かして、風・熱・日射等の基礎理論、建築環境を取り巻く情勢、環境配慮手法の解説から建築環境シミュレーションに至るまで一貫した知識・技術が得られるような講義・演習を提供します。 担当教員は、中央省庁および都市・建築エネルギー環境を専門とする民間企業での業務経験後、自らも建築環境エネルギーシミュレーションソフトの開発を行う特任助教と、建築環境学に精通している准教授(採用予定)の2名体制で、多様な経験を元にした講義・演習を行います。

担当教員

  • プロフィール画像
    中池 和輝

    D-Be部門 特任助教

AI・ロボティクス系

AIを組み込んだモデリング/ロボットアームによるデジタルファブリケーション

開講科目

  • Digital Fabrication Studio A(前期科目:2単位)
  • Digital Fabrication Studio B(後期科目:2単位)

プログラム概要

国外では大学における AI・ロボティクスの研究が進んでおり、デジタルにおけるモノづくりに応用されてきています。例えば、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの先端大学では、3Dプリンターだけでなく、ロボットアームが導入されており、ものづくりのデジタル化について試行錯誤されています。3Dプリンターやロボットアームは、同一のモノの複製を基盤とした製造ラインだけでなく、単品生産の考え方を変革するポテンシャルを有しています。また、AIが一般に公開されて以後、例えば文章の作成や画像生成などにより、私たちの仕事に影響を及ぼしています。

産業構造が変化しにくい日本において、外国人実務家を招聘することでこうしたAI・ロボティクスの諸技術を輸入するとともに、デジタルファブリケーションのための一連の設備を備えた工房の運営を担当教員が担います。この系では、前期および後期に開講するスタジオにて、既存の産業構造に捉われないモノづくりを知ることで、脈々と受け継がれている既存の仕事をデジタルの観点から見直す機会を提供します。担当教員は、国際的に有名なヴェネチア・ビエンナーレでの展示プロジェクトチーム(Bit-Bio-Bot 、2021年)やポンピドゥ・センター(パリ)の常設展示(GAN Physarum: La Derive Numerique、2022年―)プロジェクトチームにて主要な役割を果たした経験があり、モノを作るだけではなく、モノを公に発信する能力を持ち合わせています。

担当教員

  • プロフィール画像
    コルビニアン・エンツィンガー

    D-Be部門 准助教

研究系

最新の設備や整備された学習環境下で建築・モノづくりを深める

開講科目

  • 自由研究(通年:4単位)

プログラム概要

本プログラムにて整備された学習環境下にて、受講生自身の方法によってデジタルにおけるモノづくりの理解を深めます。受講生ひとりひとりが主体となって、各担当教員からの助言や意見交換を行いながら研究を進めていきます。最終成果物の提出と発表の機会を設けますが、成果物の形式は各受講生の成果に合わせて柔軟に設定していきます。

担当教員

  • D-Be部門 全教員

プログラム概要

主催
九州大学大学院人間環境学府
D-Be(デジタル・ビルト・エンバイロメント)部門
教育方式
履修証明プログラム
※一般社会人等を対象として 60 時間以上の課程を提供し、修了者に対して学校教育法に基づき大学が公式に履修証明書を交付するプログラム
プログラム期間
1年間(4月開講)
受講料
(1) 入学料 28,200 円
(2) 受講料177,600円
※12単位を超える科目を受講する場合、受講する単位数に応じて1単位につき14,800円を追加納付する。
(注)上記の納付金額(入学料・授業料)は予定額であり、入学時及び在学中に学生納付金改定が行われた場合には、改定時から新たな納付金額が適用される。
受講者数
2025 年 4 月入学 10 名程度
開講時間
夜間、土日開講、集中講義、オンライン受講、交通利便性の高いエリアでの開講

※演習、スタジオ、自由研究は内容により伊都キャンパス、いとLab+等を併用
プログラム修了要件
前期科目、後期科目、通年科目のうち、合計12単位(180時間)以上の取得
前期科目
  • デジタル測量学特論(2単位)
  • 建築環境エネルギーシミュレーション特論(2単位)
  • 建築環境学特論I(2単位)
  • Digital Fabrication Studio A(2単位)
後期科目
  • デジタル測量実習(2単位)
  • 3Dモデリング演習(4単位)
  • 建築環境エネルギーシミュレーション演習(2単位)
  • 建築環境学特論II(2単位)
  • Digital Fabrication Studio B(2単位)
通年
  • 自由研究(4単位)
科目時間
人間環境学府規則に準ずる

※単位計算の基準は、講義及び演習については15時間をもって1単位、実習については30時間又は45時間をもって1単位とする
その他
プログラム受講期間中、受講者へ高性能GPUモバイルワークステーションを貸与他、QRECが提供する次の科目を受講することができます。(プログラム修了要件には含みません)

デザイン思考演習、ベンチャー・ファイナンス、デジタル工作応用、アントレプレナーシップ・マーケティング応用、ニュービジネス・クリエーションービジネス・プランニングー
履修資格
  • 建設の職業の経験を有する者、これに携わる者、あるいはこれを目指す者
  • 本学の規程に定める者

Schedule of Eevnts and Classes

授業日程・時間割

学年暦

学年暦は以下のリンクからPDFでダウンロードできます。

時間割

時間割は準備が整い次第、更新いたします。